ヤミ金 悪質な取り立て

改正貸金業法が改正されましたが、相変わらず闇金の実態は変わらないようですね。法が改正されてから「借りたくても借りられなくなった」という声がある反面、「多重債務者が減った」「ヤミ金被害が減った」といった報告もありました。

 

 

ただ実際のところ、ヤミ金の被害が水面下に隠れただけだという指摘もあります。それを裏付けるように、いままた悪質な取り立てが再燃しつつあるようです。

 

 

例えば、警察に摘発されたあるヤミ金グループは、債権者の自宅にピザや寿司などの宅配を送りつけたり、風俗嬢を派遣したり、葬儀業者や消防車を呼ぶなどのいやがらせを続けていました。さらに「指を10本送れば借金を帳消しにする」といったメモを書いたり、勤務先の経営者に電話し「おまえの店を潰すぞ」とすごんだりもしていたそうです。

 

 

債権者本人をとことん追いつめるほか、勤務先や近所の人たちまで巻き込むやり方は、多重債務者の自殺が社会問題になった10年ほど前なら珍しくありませんでしたが、最近では鳴りを潜めていると思われています。ここのところ問題視されているのは、そういった暴力的なヤミ金ではなく、違法な金利を取りながらも丁寧な対応をする「ソフトヤミ金」のほうです。

 

 

しかし、ここにきてソフトヤミ金の延滞者が増えてきているため、表面のソフトさが外れ、容赦ない取り立てをする従来外のヤミ金に戻ってきているのではないかという見方があります。また、固定電話を持たずに携帯電話だけで活動するヤミ金「090金融」も問題になっていますが、カモフラージュするために固定電話の番号が表示されるレンタル電話サービスを利用するケースも多くなっています。

 

 

これまでも散々、ヤミ金の被害や手口が声高に叫ばれましたが、残念なことに軽い気持ちで借りてしまう人は後を絶ちません。すぐに返すつもりでいても、いろいろな理由をつけて返済させてくれず、その結果、借金が膨れ上がっていった事例もあります。

 

闇金には絶対に手を出さない。「絶対に借りない!」という強い気持ちが大切ですね。

 

ヤミ金融が生まれた理由

 

ちょっと前にヤミ金融なるものが大流行し、大きな社会問題となりました。

 

そもそも、なぜヤミ金融というものが生まれたのでしょうか?実はこれには日本の法律が一役買っているという見方もあるのです。日本では金利に関する法律として「出資法」と「利息制限法」という2つの法律があります。2つとも内容的には似た法律です。

 

 

要するに人にお金を貸す時に金 利をどれくらいまでにするのかを法律で制限するというものです。違いといえば、「出資法」の場合は違反すると罰則規定があり、「利息制限法」には罰則がな いということくらいです。ここで一つ問題が発生します。貸金業とは文字通り「お金を貸して利息で利益を得る」というビジネスです。銀行でも消費者金融でも仕組みは大きく変わることはなく、古くはユダヤ人が考え出したビジネスモデルと言われています。

 

 

しかし、お金を貸した人全員が確実に返してくれる保証はあるのでしょうか?残念ながら、これはそうは言い切れないのです。一般に審査のハードルを低くしている消費者金融の場合、10〜15人に1人は回収できないと言われています。

 

 

ということは、10人に10万円ずつ貸し出し、金利分の総利益が10万円だとしたら、一人返済できない人がいただけで、利益が全て吹っ飛んでしまう計算です。実際には企業側で様々なリスク管理を行っているので、利益は出ていると思いますが、これは大手なりのノウハウや仕組みによるものも大きいのです。

 

 

そうなると、比較的規模の小さい業者などはこの出資法で決められた上限金利ではやっていけなくなるところが続出しました。結果、法律に縛られないヤミ金融というものが多く発生したのです。「まともにやっても儲からないんだから、法定金利に縛られない裏の世界でやるしかないよ」極端に言ってしまえば、こんなところです。

 

 

それにヤミ金融と言えども、最終的に契約をしたのは借りた本人でもあります。キャッチセールスのように無理やり商品を買わされたということとはちょっと事情が違うワケです。

 

このように、「出資法」によって、本来は自由資本主義であるはずの「モノの値段」(この場合、上限金利)が法律で縛られ、消費者金融業界は結果的に大手の寡占状態となり、ここで融資を断られた人は非合法なヤミ金融に手を出してしまったのです。

 

善意のはずの法律が結果的にはヤミ金融の台頭を許してしまった・・・何とも皮肉なことだとは思いませんか?ここにも日本政府の行き当たりばったりの金融政策が見え隠れするのです。

 

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